【公式】別邸 福の花 浜松町 > ブログ > 2016年 > 11月

別邸福の花浜松町による「忘年会あれこれ」〜その三〜

今回は、役立ちそうな「マナー」を紹介する回にしたいと思います。 忘年会の様々な場面にマナーは存在しますが、今回は「お酒と料理」について取り上げてみたいと思います。   まずは「料理編」。鍋や大皿料理が多い宴会料理では、「じか箸」はやめて、取り箸を使いましょう。唐揚げなど個数が明確な料理は、「遠慮のかたまり(関西弁)」という最後に1つ残る状況が生まれます。これには、一言声をかえた後、1つの皿にまとめておきましょう。   続いて「お酒編」、その中でもビールを取り上げてみましょう。   多様化はしてきているものの、「乾杯はビール」という風潮は多いそう。瓶ビールでのお酌は、飲みの席で多くの人と接する第一歩。ラベルを上にして、両手で、グラスに先をつけない状態で。綺麗な泡3ビール7の黄金比を作るため、一度底に少し強く注いで泡を作ります。そして、グラスの側...

別邸福の花浜松町による「忘年会あれこれ」〜その二〜

「○○××さん、今回の忘年会幹事に命ずる」 朝出社したら、上司に呼び出されて、こんな辞令を受けて…   というわけで、今回のテーマは「幹事」です。その中でも、お店を決めるまでを、ここ「別邸 福の花」を舞台にお話ししたいと思います。   辞令を受けた後、始まった幹事としての物語。「まずはお店選び!」と言いたいところですが、先に決めたいのは参加人数・日時・場所など立地条件。費用や料理お酒の内容も大切。ちなみに、「別邸 福の花」を例にしてみると…   参加人数・10人~最大50名まで 予算・6000~8000円(飲み放題付き宴会メニューの場合) 日時・日曜祝日を除く17:00~23:30(ディナーの場合) 最寄り駅・浜松町駅(JR・モノレール)、大門駅(都営大江戸線)   対応人数、最寄り駅の利便性は申し分なし。駅からも近いので、出...

別邸福の花浜松町による「忘年会あれこれ」〜その一〜

子供の頃、12月は特別な一か月だった思い出があります。町中に流れるクリスマスソングに、夏休み程長くはないけど長期休暇だった冬休み。なにより、新しい年があと少しで始まるのにワクワクしたのを覚えています。   無邪気な時は過ぎて、社会人の12月は1年の間で特に忙しい1か月。年内に終わらせないといけない仕事もたくさんあると思います。同時に、忘れてはいけないのが忘年会。今回から10回に渡って、「忘年会」をテーマに筆を走らせてみたいと思います。   海外では「Bounenkai」と呼ばれる日本固有の文化「忘年会」。その起源は諸説ありますが、「『年忘れ』のために何かをする」、というスタンスは変わらないようです。 皇族や貴族が年忘れの意味を込めて、和歌や俳句を楽しんでいた、優雅で厳かに行われていた鎌倉時代。お酒を飲んでその年のことを忘れる「としわすれ」というイベントがあ...

別邸福の花浜松町の「空間」(その十)

「別邸 福の花」が取り揃えるお飲み物も、その多くが山口の地もの。 古民家を思わせる魅力的な個室に、お料理に加えて、県内各地から集った地酒が揃った時、「別邸 福の花」の空間は完成することでしょう。 今回は、そんなお酒のお話しです。 まずは果実酒。山口県産で一番取扱いが多い果物は「みかん」。そこに、いよかんなどかんきつ類が続きます。「長門峡のみかん酒」は、士族救済のため栽培を始め、のちに全国の「かおり百選」に選ばれた萩市のみかんを使用。 梅酒の「梅のかおり」は、梅の名所として有名な防府(ほうふ)市から。日本三大神で学問の神様菅原の道真をまつる「防府天満宮」は梅の季節になると16種類1100本の梅が咲き誇ります。 宇部市で栽培された「黄金千貫」を使った芋焼酎「長州侍」は、同市市民団体「長州芋侍士の会」がはじまり。農水省の6次産業化の認定を受けた経験も持ちます。米焼酎「寝太郎」は山陽小野田...

別邸福の花浜松町の「空間」(その九)

下関市には南風泊市場(はえどまりしじょう)という卸売市場があります。   ここは、全国で唯一、ふくを専門的に扱う市場で、「ふくの王様」、とらふく(天然もの)のほとんどがこの市場から全国へ卸されます。   県内各地でふくは水揚げされますが、最高級の一匹は、その多くが競値の高い下関へいきます。そして、旬は冬場。   とらふくは肉や皮が無毒。締めたばかり、鮮度が良いと水分が多くあまりうまみを感じられないそう。なので、さらしを巻き。   寝かすなどして味を引き出します。独特な模様の皮は、背中の黒い部分を「黒皮」、腹の部分は「白皮」と呼びます。   全体的に棘があり、「鮫皮」とも。これをそぎ落として食します。   そして、中国の美女西施の乳に例え「西施乳(せいしにゅう)」とも呼ばれる白子は高値で取引されます。     ...

別邸福の花浜松町の「空間」(その八)

「福」という言葉になぞり、山口では「フク」と呼ばれる河豚。   「やまぐち山海の恵み 別邸 福の花」でも、前回までの鶏料理と並び、その空間を彩る看板メニューです。   今回は、そんなフクの歴史を少しだけご紹介。   種類によって様々な場所に毒を持つふくは、かつて長い間公には食せない食材でした。   その理由は朝鮮出兵時、その毒が豊臣軍で多くの兵士を中毒死させたこと。この出来事にご立腹した豊臣秀吉は、「河豚食禁食例」を発布。   その後明治時代まで、「フクを食べると罰せられる」歴史が続きます。   その歴史を動かしたのが、初代内閣総理大臣、伊藤博文です。   在任中、下関を訪ねた時の海はあいにくの大時化で漁に出られない状況。その時、宿泊していた旅館は打ち首覚悟でフクを総理に提供します。     かつて...

別邸福の花浜松町の「空間」(その七)

美唄(びばい・北海道) 室蘭(北海道) 福島(福島県) 東松山(埼玉県) 今治(愛媛県) 久留米(福岡県) そして、長門(山口県)   この7つの都市。「日本の7大やきとり都市」と呼ばれています。   山口県長門市は、県内有数の「養鶏の街」。   そしてこの街は、年間出荷量は約3万羽、県が10数年の歳月を経て2009年に開発した、県内初の地鶏「長州黒かしわ」の主要生産地です。   もちろん、「別邸 福の花」の看板メニューの1つ。   そのルーツは、島根県と山口県で古くから飼育されてきた中型の鶏で、国の天然記念物長鳴鶏(ながなきとり)の「黒柏鶏」。   その外見は、緑黒色に光る羽に長い尾に赤いとさかと耳たぶ。7~8秒の長い間鳴くのも特徴の1つです。   その美味しさは、肉や魚に含まれるうま味成分、「イノシン酸」の含有量に表...

別邸福の花浜松町の「空間」(その六)

山口県長門市に、「ながと俵山農場」という養鶏場があります。   今から6年前、広さ500平米のこの場所で、年間2000羽の養鶏が始まりました。   実はこの農場、「別邸 福の花」を運営するベアーズコーポレーション直営の農場です。   まだ規模は小さいですが現在、同社の各店舗で食べられる鶏料理の一部を出荷しています。   今回は、「別邸 梅の花」の看板料理の1つでもある、山口の「鶏」についてご紹介。   平飼いでのびのびと育てられる鶏の主な産地は、日本海と中国山地に囲まれた農業漁業が盛んな長門市。   養鶏飼料の中で最もコストのかかる「魚粕」が名物仙崎かまぼこの副産物として容易に手に入ったため、古くから農家の副業として普及してきました。   また、海と山に囲まれた自然豊かな環境は、同時に鶏特有の疫病を防疫する役目も果たしま...

別邸福の花浜松町の「空間」(その五)

「別邸 福の花」が日夜のれんを掲げ、お客様をお迎えするのは、東京・浜松町。   港区の一画である浜松町は、元禄9年(1969年)静岡県浜松出身の権兵衛という人物が名主となったことから、この町名がついたそう。   時は流れて2016年。   浜松町駅にはJR京浜東北線、山手線が停車し、羽田空港へ向けて東京モノレールが走り、   最寄りの地下ホームには都営大江戸線(大門駅)が都内をぐるっと環状します。   この2つの駅を中心に、様々な企業が集まるオフィス街が形成されています。   この街にオープンして早1年半を迎えました「別邸 福の花」。     これまで山口の名を冠した、最大10名ほどの個室を紹介してきました。   他にも、最大50名のお客様までの貸し切りが可能なフロアもご用意しております。 &nbs...

別邸福の花浜松町の「空間」(その四)

「別邸 福の花 浜松町」には、3種類、力を入れる山口の地名を持つ個室があります。   今回紹介するのは、「座敷個室 岩国の間」という10名様向けの個室。   その名は、隣県、広島県との県境に位置する、岩国市に由来します。   その街を流れる錦川、その流れを乗り越え結ぶのが「錦帯橋(きんたいきょう)」のお話を少し紹介します。   同市のホームページのトップページを彩る写真、同市と東京を結ぶ空の玄関口の名前にもなる、岩国を象徴する存在です。   城下町岩国を分断する、最大幅200メートルの錦川を結ぶ錦帯橋には、水害によって再建と流失を繰り返した歴史があります。     「流されない橋を造りたい」、その思いが形になったのが現代にも残る「アーチ橋」。途中に橋を支える「島」を築き、   当時の技術では不可能だった200...

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