【山口の誇る日本酒】別邸福の花浜松町が推す「雁木」(その七)
前回までの記事で、雁木の定番酒6種類を簡単ですが紹介させてもらいました。
そんな八百新酒造(以下、八百新)ですが、季節限定など定番以外の「雁木」も醸造・販売しています。
今回は、秋の季節の限定品を2種類、紹介したいと思います。
・「雁木おりがらみ秋熟」
早春に搾った、「槽出あらばしり」を約半年間。マイナス5度の冷蔵庫で氷温熟成させた「おりがらみ」の生原酒。濃厚な味は、秋の味覚にぴったり。
伝統的な槽や袋どりで日本酒をしぼる時、その段階で出てくるお酒によって、異なる名前と特徴を持っています。
先鋒として出てくるのが、薄く濁ったお酒「荒ばしり」。名前の通りワイルドかつ華やかな香りが楽しめます。
しぼりたての状態だと、まだ細かくなったお米や酵母など、小さな固形物が浮遊しています。
この浮遊物を「おり...
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