【山口料理】「鯨料理」の魅力
皆様は、「鯨」を食べられたことはあるでしょうか。
三方が海に開けた山口県は、豊かな水産資源に恵まれ、古くから水産県として栄えてきました。
江戸時代、長州藩は漁業を積極的に奨励し、特に藩の有力な財源として「捕鯨」に力を入れました。
この頃の捕鯨は、北浦の通(かよい)、瀬戸崎(仙崎)、川尻を中心に行われ、「鯨一頭とれば七浦にぎわう」といった繁栄ぶりだったようです。
くじらの肉は、牛や豚のような畜肉に比べて低カロリーです。
脂肪分は鳥のささみよりも低く、約半分。それでいてたんぱく質は他の肉よりも豊富です。
また鯨の肉には、抗疲労機能をもつアミノ酸「バレニン」が大量に含まれていることがわかっています。
バレニンはくじらのパワーの源ともいわれています。
さらに鯨の赤肉には吸収されやすいヘム鉄というミネラルが含有されています。
体温の維持、疲労防止、成長の促進など体にとって基本的な機...
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