別邸福の花浜松町の「空間」(その三)
山口県は13の市と6の町から成り立っています。
そのうちの一つで県西部の日本海側に位置するのが、長門市。
100メートルの距離に123もの鳥居が連なる、元乃隅稲成神社は、アメリカのニュース専門放送局CNNが選んだ
「日本の最も美しい場所31選にも選ばれています。
他にも、市内北部が日本海に面しているため豊かな自然を有しているのも特徴的。
日本の棚田100選の「東後畑棚田」。
「海上のアルプス」と呼ばれ、詩人金子みずずの故郷でもある、日本海に浮かぶ「青海島(おおみじま)」は国の天然記念物です。
青海島には、早川家住宅という重要文化財に指定されている建物があります。
早川家は通鯨組網頭で、235年間に渡りこの地で捕鯨を続けてきました。当時の漁法は網取捕鯨。
沿岸近くを回遊する鯨を一定の網代に追い込み、網で囲んで付きとる漁法です。当時、冬場になると姿を現していた鯨。
青海島を含む北浦地域での捕鯨は、「長州・北浦捕鯨」と呼ばれ、室戸(高知)・太地(和歌山)・呼子(佐賀/長崎)と
共に四代古式捕鯨の1つとして数えられました。
島内には他にも、古式捕鯨の様子や道具を展示した「くじら資料館」や
当時の島民の鯨への思いを伝えてくれる「鯨墓」がある清月庵「というお寺もあります。
「別邸 福の花 浜松町店」には、この街の名前の名を持つ「長門の間」という10名様用の座敷個室をご用意しています。
どこかホッとする座敷個室でのお時間に、長門の歴史の中に刻まれた鯨料理を含めた、自慢の山口料理を味わってみてはいかがでしょうか。