【山口の魅力】宇部の「歴史」の魅力
山口県宇部市は、周防灘に突き出した形が特徴的です。
多様な自然と比較的温暖な気候が幸いして、先史時代から近現代まで、さまざまな時代の人々の暮らしを知るよすがとなる遺跡が数多く残されているところに魅力があります。
山口県下でも最大規模の弥生時代の貝塚をともなった北迫遺跡は、いわゆる高地性集落の一種であり、一帯は整備されて当時の住居跡などを見ることができます。
また、厚東川河口近くの高台に築かれた円墳の松崎古墳からは、「卑弥呼の鏡」ともいわれる三角縁神獣鏡が出土しています。
魔除けのためか赤色顔料がほどこされた石棺が、宇部市立図書館付設資料館に移築され、間近に見ることができるようになっています。
中世にはこの一帯の在地の武士であった厚東氏が長門守護となり、のちに大内氏に守護職が移ります。
こうした過程で中世文化が花開き、国指定名勝の宗隣寺庭園なども、池と築山を組み合わせた端正なもので、この時代につくられたものといわれています。
江戸時代には毛利藩の家老の福原氏の領地となりますが、藩の殖産興業政策とあいまって、水田や塩田開発が盛んになり、領内でとれた石炭が産業利用されるようになります。
近代以降は石炭やセメントをはじめとする工業都市として成長し、そのなかでさまざまな都市施設が整備されました。
しかし市内に残る桃山配水計量室などは、当時の水準を示す大正時代のモダンな建築物で、国の登録有形文化財となっています。
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