「山口地酒の会」特集二十五〜別邸福の花浜松町〜
こんにちは、別邸福の花です。
前回まで、少し路線を外して、長門峡の果実酒にまつわるあれこれを調べてきました。
今回からは日本酒に戻り、本来のテーマで続けてゆきたいと思います。
長門峡を醸造する岡崎酒造場は、季節ごとに「季節の長門峡」を販売しています。食材だけでなく日本酒まで四季折々で楽しめるとなると、四季のある日本で暮らしていてよかったな、と感じます。まずは1月発売の新酒から。
ここでちょっと中断。新酒とは何でしょうか。漢字から、「何か新しいお酒」ということはわかりますが...ここには、日本酒における「期間」が関係してきます。
例えば学校の1年間は、4月にはじまり、3月に終了します。同じような流れが日本酒の世界にもあります。
それが、7月1日から翌年の6月30日までの1年間です。
そこにはお米原料であるお米の収穫時期が関わっているそうです。
この1年間で市場に流通したお酒のことを「新酒」と呼びます。
そして、この期間を過ぎると、お酒は「古酒」と呼ばれるそうです。
長門峡の新酒は、そのおいしさを楽しんでもらえるよう、生酒のスタイルを採用しています。品質を保つために行われる「火入れ」を行っていないその一杯は、日本酒の味を楽しむのに最適な飲み方です。ぜひ、冷蔵庫でしっかりと冷やして、その味を楽しんでください。