「山口地酒の会」特集③〜別邸福の花浜松町〜
こんにちは、別邸福の花浜松町です。
旅行のパンフレットやガイドブックを開く時、真っ先に見るページってなんでしょう。私の場合、食い意地がはってしまってか、どうしても「食べ物」のページから見てしまいます。そこから、見知らぬ土地で初めて食べるアレコレを想像しするのが、旅立つ前のささやかな楽しみです。
今回のイベントで扱う山口県萩市にも、美味しい食べ物がたくさん。
日本海に面している地形なので、年間250種類の魚が穫れるそうです。
複雑に入り組んだ日本海の地形が豊富なプランクトンを生み、豊かな漁場を形成しています。
(指月城址)
その1つが「瀬付き鯵」。瀬にいついてエサをたっぷり食べて育った鯵は、脂がのってふっくら肉厚。山口県を代表する「真ふく」は、萩市が県で水揚げされる大半を締めています。他にも、うにやヒメジ、ふぐと同じく県で水揚げのほとんどを占めるあまだいなど様々な種類が名産として知られています。
豊かな海の幸は、それらを使った加工品も誕生させました。
その代表格が、かまぼこ。萩市では「焼き抜き」という製法で作ります。蒸す工程に加えて、遠火でじっくりと焼き上げる製法が独特の弾力を生み出すそう。
最後に甘味を。士族の救済目的に始まったという「夏みかん」は、5月上旬に収穫が行われる風物詩です。今回登場する日本酒「長門峡」を醸造する酒蔵、「岡崎酒造場」でも夏みかんの果実酒を販売しています。
海だけでもたくさんの「美味しさ」がある萩市。街全体だとどれくらいあるのでしょうか。文化と味が両立する街、萩を今回のイベントで存分に楽しんでくださいね。