【山口の魅力】下関の「工芸品」の魅力
本州と九州をつなぐ海峡に位置する交通の要衝として、古くから独自の文化を育んできた山口県下関には、
多年にわたってつちかってきた職人の技が光る、さまざまな伝統工芸品にあふれています。
山口県下関の古い呼び名を冠した「赤間関硯」は、鎌倉幕府の政庁跡からも出土しているという歴史をもつ逸品で、和硯の最高級品として珍重されてきたものです。
地元で採掘される赤みを帯びた赤間石を用いた硯は、墨との愛称が格段にすぐれており、かな文字で和歌を記したり、長時間の写経をしたりするのに適しています。
赤間石は加工がしやすい石材であるために、硯の周囲にはこまかな彫刻がほどこされていて、実用にも鑑賞にも耐えるといった特色をもつものです。
また、山口県下関は、壇ノ浦の戦いの折に安徳天皇が入水するという哀しい歴史をもつことから、その命日に官女たちが御陵に参拝したことが起源という
先帝祭がいまでも執り行われ、下関市の指定無形民俗文化にもなっています。
この祭りの様子を伝える「上臈人形」は、絢爛豪華な衣装をまとった姿で、職人の手仕事によって、髪飾りや髪の毛の一本一本にいたるまで精巧につくられています。
下関の伝統工芸品といえば、上品に過ぎてやや敷居が高いようにもみられがちですが、実はさらに庶民的で、おみやげ品としても愛好されているものも存在しています。
ふぐ提灯は、下関を代表する味覚として知られるふぐを加工してつくられた提灯で、昭和のはじめからすでに名産になっていたといいます。
ふぐの皮をていねいに剥ぎ、中にもみがらを詰めて形を整え、天日でよく乾燥させたのちに、もみがらをそのまま取り出すと、愛嬌のあるふくれた姿のふぐ提灯が完成します。
なお、一般にはふぐ提灯ですが、下関ではふく提灯と濁らずに発音しています。
次回は「おみやげ」をご紹介します。
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