こんにちは、別邸福の花です。
1875年(明治8年)、瀬戸内海の旧山陽道に面した土地からその小さな酒造は歴史を歩み始めました。その酒造が今回の主人公「(株)山縣本店」です。
醸造する日本酒には「かほり」「毛利公」「鶴」といった名前が付けられています。「心をこめてお酒をつくれば、世界中の人に気持ちが伝わる」という思いの元、山口県産の原料にこだわった酒作りを続けてきました。
食中酒としておすすめの「かほり」。心惹かれる華やかな香り、さらりとしてやさしい口当たりの純米吟醸酒は、上品で豊かな味わい。すっきりとした辛口も揃えています。合う料理は魚料理で、調理法問わず楽しめるのも魅力の1つです。
山口県産の酒造好適米「西都の雫」と県内の柔らかな水を使って作られたお酒が「毛利公」です。その味わいは3種類ある銘柄で共通する、「力強さ」「どっしりとした」「ダイナミックなキレ」という言葉で表現されています。勇猛な姿を想像させるお酒には、鍋料理や煮込み料理など、温かい温度と共にある料理が最適です。
最後に紹介するのは、「鶴」。同社のある周南市の八代盆地に飛来するナベツル。その生態系を守る環境に優しい田んぼで、「ファームつるの里」が栽培する山田錦を使ったお酒です。気品ある華やかな香りと奥深い味わいは、冷酒でいただきたいところ。
同じ蔵で作られても、3つそれぞれに個性が光る山縣本店の日本酒。ぜひ皆さんでその魅力を楽しんでください。