こんにちは、別邸福の花です。
前回に引き続き、独立開業店長インタビューをお届けします。
第二回は、「福の鳥大塚店 志賀保雄さん」のお話しです。
独立して4年。ベアーズコーポレーション時代は店舗に店長として経験を積んだ志賀さんは独立を通して、「経営者としての感覚」をより強く持つようになったと話します。
「独立当時、店長の経験はあっても、『経営者』になるのは初めてでした。なので、とにかくがむしゃらに店の営業をがんばるしかありませんでした。自分のできることを精一杯やっていたという感じです」
一見、華やかな世界にも見える「独立」。しかし、一国一城の主として店を切り盛りするには、多くの苦労が伴います。お店の看板、メニュー作り1つとってみても、緻密な原価計算・味付け・盛り付けが問われます。他にも従業員の給与換算やシフトの作成、立地や競合店対策など様々な仕事が山積です。その中で、4年の経験を経て、志賀さんは「タイミングや流れなどもわかってきた」と話します。
「目に見えるところで言えば、街の中の人の流れとか、同じエリアに競合店が開発されているときに、うちの店はどんな風になっていくのか。また、どんな風に対応していったらよいのか、といったところです」
志賀さんは「苦しい時が勝負」という言葉が好きだと話します。4年の独立を経て、視野も広くなりお金のことも詳しくなったと話します。「経営者」に向き合うことは、志賀さん自身の器を大きくする、そんな経験になっています。